パソコン OS CloudReady(クラウドレディー)Home Edition についてまとめています。

Chromebook の OS「Chrome OS」は「Chromium OS」がベースとなっています。
「Chromium OS」はソースが公開されています。

 Chromium OS | The Chromium Projects
 chromium / chromium | Google Git

この「Chromium OS」を Neverware がビルドしたのが「CloudReady」で、
そのうち無料配布として「CloudReady Home Edition」が公開されています。

 Neverware is now part of Google - FAQ

CloudReady を開発・公開している Neverware が
2020年12月、Google と Chrome OS チームの一部になった事が公開されています。

 Chromium でのプライベート API の利用制限について | Google Developers

2021年3月15日より、Chromium では同期などが不可能になっていますが、
CloudReady は Google 関連の機能が引き続き正常に使用できます。

Chromium OS 共通部分は次のページにまとめています。

🎈 Chromium OS | ふうせん🎈 FU-SEN


目次


使用をおすすめできる条件・おすすめできない条件

次のような場合は CloudReay の使用をおすすめできます。

  • 別途 Windows・Mac を持っていて、サブ機として使用したい
  • ストレージ容量が小さいため、Windows Update などに問題が発生している
  • ほとんどの作業が Google Chrome などの Web ブラウザで可能
  • Google のサービスをよく使用している
  • 電源を入れて素早く Web を使えるようにしたい
  • ネット接続環境が整っている(光回線・モバイル回線など)

一方、次の場合は CloudReady の使用をおすすめできません。

  • Windows・macOS のアプリをよく使用する
  • CPU 負荷を要する作業が必要
  • ネット環境がないところで使用する必要がある

64 ビット CPU であれば、Windows 10 を使用できる環境が多いため、
現在 CloudReady をインストールすべき理想的な環境は
ストレージ・メモリ容量が少ないノートブックパソコンなどになります。


公式・関連サイト


動作スペック

CloudReady の最低条件は次のとおりです。(2019年9月より)

  • CPU x86-64
  • メモリ 2GB
  • ストレージ 16GB

Intel CPU だと Core 2 Duo 以降で、Windows では Windows Vista が発売された頃です。
一方 Intel Atom はおおよそ第 2 世代以降で、Windows 7 以降相当になりますので、
Atom を採用している小型 PC は注意を要します。

メモリ 2GB 以下のパソコンは CPU が 64 ビット対応でも、
32 ビット版の Windows がインストールされている場合があります。
機種を検索して CPU から 64 ビットに対応しているか確認してみて下さい。

動作確認ができている機種はこちらから検索できます。

 Certified Model Finder | Install Guide

機種名 CloudReady で検索しても良いでしょう。
ただし公開されている日付にご注意下さい。
無線 LAN 動作などは改善されている場合があります。

32 ビットイメージは 2019年8月 を持って配布が終了しています。

 Announcement: End of Support for CloudReady Home Edition 32bit | Neverware Blog & Release Notes


ダウンロード・試用・インストール

 CloudReady Home Edition Free Download | Neverware
 Install Guide

CloudReady はインストールせずに USB メモリから起動できます。
8GB 以上の USB メモリを用意して下さい。(推奨は 16GB)
Windows では専用ツールがあります。
また、イメージファイルをダウンロードした後、
Chromebook リカバリ ユーティリティ を用いて USB メモリに書き込む事もできます。
Chromebook リカバリ ユーティリティ 起動後、右上  - ローカル イメージを使用 からです。

 Chromebook リカバリ ユーティリティ | Chrome ウェブストア

快適な利用はインストールがおすすめですが、
インストールした場合、パソコンの OS(Windows など)は削除されます。
(以前は Windows 共存も可能でしたが、問題があり、削除前提に変更されています)

起動後は左下 English (United States) を選択し、
Language・言語 を Japanese - 日本語、
日本語キーボードの場合は Keyboard・キーボード も 日本語 に変更します。
その後 Google アカウントによるログインを行います。
これにより CloudReady 内の Chromium は
この Google アカウントで使用する他パソコン・スマートフォン・タブレットの
Google Chrome・Chromium と共有されます。(ブックマーク・履歴など)

この USB メモリ起動状態で正常に入力でき、Web が参照できる事を確認して下さい。
特に機種によっては無線 LAN(Wi-Fi)が認識されない事がありますが、
ワイヤレス USB アダプタ・Wi-Fi ドングルを認識するかもしれません。
USB 端子が足りない場合、USB ハブを接続して拡張できます。

インストールは CloudReady 起動後、右下時計表示などがあるところを選択し、
Install OS でインストーラーが起動します。
以前はデュアルブートに対応していましたが、
現在は OS(通常 Windows)削除必須ですので、ご注意下さい。
戻す可能性がある場合は、予めバックアップして下さい。


Q&A

日本語で使用できますか?

公式サイトは英語表記ですが、CloudReady そのものはほぼ日本語で使用できます。
Chromium OS の日本語対応を継承しています。
CloudReady 独自の対応などで、一部英語表示があります。

インストールした後の USB メモリがフォーマットしてもおかしく認識されています。

Chromebook リカバリ ユーティリティ で改善できます。

 Chromebook リカバリ ユーティリティ | Chrome ウェブストア

Chromebook リカバリ ユーティリティ を起動したら、
右上  - リカバリ メディアのデータを消去 で消去して下さい。
その後通常のフォーマット操作を行って下さい。

アップデートはどこから行うのですか?

通常は自動更新されるため、特に操作する必要はありません。
ネットに接続してまともに使用している場合、アップデートは気にする必要なく、
自動的に最新版を維持している状態になります。

しばらく使っていなかった等で手動更新したい場合は、
設定 の About CloudReady から アップデートを確認 で行う事ができます。

CloudReady は Chromium OS から派生している影響で、
基本的に Google Chrome OS(Google Chrome と共通のバージョン番号)よりも
若干バージョン反映が遅くなります。そのため新機能の反映は遅れます。
(Google Chrome が 79~80 の時、CloudReady は 78 です)
そのため Google Chrome と比べて若干バージョン番号は古いのは正常です。

バージョンが 76.3.33 から更新されません。

32 ビット CPU を使用していると思われます。
CloudReady は 2019年8月 で 32 ビット対応を終了していますので、
その時点のバージョン 76.3.33 から更新されません。
セキュリティ的に使用継続をおすすめできません。

 Announcement: End of Support for CloudReady Home Edition 32bit | Neverware Blog & Release Notes